社会医療法人 博友会

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抗不安薬【デパス:商品名】【エチゾラム:開発薬名】についての基本的な効果効能 併用注意 副作用の情報

厚生労働省など日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができる情報を元に作っています。

 

デパスの基本的な情報

特に、①効果効能、②併用すると注意が必要なもの、③副作用と、多様となった④商品名がわかりやすく伝えられるように、処方された方々の不安を無くせる情報をお届けます。

 

デパス(エチゾラム)効能効果

・寝るのを助けること

・不安や緊張を和らげること

 

・詳細説明・・・

・うつ病における不安・緊張・睡眠障害や、統合失調症における睡眠障害、疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張などに改善がみられ処方されています。

 

デパス(エチゾラム)の併用時の注意

・お酒や鎮静作用のあるお薬との併用は、全く運動が上手くできなくなったり、強い眠気が出ることがあります。

 

・詳細説明・・・・・・・・

・中枢神経抑制剤

(フェノチアジン誘導体,バルビツール酸誘導体等)との併用で眠気,血圧低下,運動失調,意識障害などを起こすおそれがある。併用で相加的な増強作用が考えられる

 

・MAO阻害剤

過鎮静,昏睡,痙攣発作,興奮などを起こすおそれがある。MAO阻害剤が本剤の肝での代謝を抑制し,半減期を延長し,血中濃度を上昇させるため作用が増強されることが考えられる.

 

・フルボキサミンマレイン酸塩

本剤の血中濃度を上昇させることがあるので,本剤の用量を減量するなど,注意して投与する. フルボキサミンマレイン酸塩が本剤の肝での代謝を阻害し,血中濃度を上昇させるため本剤の作用が増強されることがある.

 

・アルコール

(飲酒)

精神機能,知覚・運動機能の低下を起こすおそれがある. エタノールと本剤は相加的な中枢抑制作用を示すことが考えられる.

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060755

 

デパス(エチゾラム)の副作用

総症例数12,328例中866例(7.02%)1,133件の副作用が報告されている.主な副作用は眠気444件(3.60%),ふらつき241件(1.95%),倦怠感77件(0.62%),脱力感46件(0.37%)等であった

眠気や、ふらつきなど、体の不調と、なかなかやめることができなくなる依存症になることが報告されています。

 

基本的な注意点

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こるこ

とがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険

を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

 

連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした

継続投与による長期使用を避けること。

 

重大な副作用

・依存性(頻度不明)

 

連用により薬物依存を生じることがあるので,観察を十分に行い,用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること.また,連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,痙攣発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の離脱症状があらわれることがあるので,投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に行うこと.

 

・呼吸抑制,炭酸ガスナルコーシス(いずれも頻度不明)

 

呼吸抑制があらわれることがある.また,呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合,炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので,このような場合には気道を確保し,換気をはかるなど適切な処置を行うこと.

 

・悪性症候群(頻度不明)

 

本剤の投与,又は抗精神病薬等との併用,あるいは本剤の急激な減量・中止により悪性症候群があらわれることがある.発熱,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗,白血球の増加,血清CK(CPK)の上昇等があらわれた場合には,体冷却,水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと.また,本症候群発症時にはミオグロビン尿を伴う腎機能の低下があらわれることがある.

 

・横紋筋融解症(頻度不明)

 

筋肉痛,脱力感,血清CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,このような場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

・間質性肺炎(頻度不明)

 

間質性肺炎があらわれることがあるので,発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し,速やかに胸部X線等の検査を実施し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.

 

・肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明)

 

肝機能障害(AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,LDH,Al-P,ビリルビン上昇等),黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと.

 

デパスの製造元・商品名

1984年3月に吉富製薬(現在の吉富薬品、田辺三菱製薬の子会社)が開発販売開始した デパス(抗不安薬)

 

・商品名

デパス錠0.25mg、デパス錠0.5mg、デパス錠1mg、散剤のデパス細粒1%(10mg/g)以外に、エチゾラムの商品名には、グペリース、サイラゼパム、セデコパン(エチゾラム「JG」)、エチセダン、エチゾラム「EMEC」、アロファルム、エチゾラム「トーワ」、エチゾラン、エチドラール、カプセーフ、デゾラム、デムナット、ノンネルブ、パルギン、メディピース、モーズン(エチゾラム「TCK」)などがある。エチドラール、セデコパン(エチゾラム「JG」)、エチゾラム「JG」(長生堂製薬製造、日本ジェネリック販売)やエチゾラム「TCK」などがある。

 

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