社会医療法人 博友会

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短期間作用型抗不安薬アルプラゾラムの副作用まとめ

 

心身症における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害の治療に用いられるアルプラゾラム。

アルプラゾラムの副作用、ジェネリック製品、服用すべきではない人、注意すべき人、服用した人の感想などをまとめてみました。

 

画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

アルプラゾラムは、ベンゾジアゼピン系の短期間作用型抗不安薬および筋弛緩薬の一種。半減期は約14時間。

日本では商品名ソラナックス、コンスタンで知られ、後発医薬品も多数出ており、適応は、心身症(日本では胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症状と不安・緊張・抑うつ・睡眠障害である。

連用により依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じることがある。向精神薬に関する条約のスケジュールIVに指定されている。麻薬及び向精神薬取締法の第三種向精神薬である。

出典:ウィキペディア

 

アルプラゾラムのジェネリック製品は?

 

先発製品はファイザー株式会社から「ソラナックス錠」、「コンスタン錠」として武田テバ薬品株式会社から販売されています。

 後発製品は、東和薬品のアルプラゾラム錠「トーワ」、メディサ新薬からアルプラゾラム錠「サワイ」、共和薬品からアルプラゾラム錠「アメル」があります。

 

部位別にみるアルプラゾラムの副作用

 

アルプラゾラムのの副作用を重大度、部位別にわけてみました。

主な副作用

胃腸:口渇、悪心、嘔吐、便秘、腹痛、腹部不快感

精神神経:眩暈、倦怠感、眠気、ふらつき、頭痛

 

重大な副作用

ショック:アナフィラキシー

皮膚:そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅、顔面腫脹

呼吸器:呼吸抑制、息切れ

肝臓:肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

精神神経:離脱症状、薬物依存、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、刺激興奮、錯乱

 

上記以外の副作用

過敏症:過敏症、光線過敏性反応

皮膚:発疹、発汗

循環器:血圧低下、動悸

胃腸:食欲不振、下痢

泌尿器:尿失禁

感覚器:眼症状、霧視、複視

筋肉:筋弛緩、筋緊張低下症状

精神神経:脱力感、構音障害、焦燥感、神経過敏、健忘

 

アルプラゾラムを服用してはいけない人、注意すべき人

 

絶対に服用すべきではない人(禁止):過敏症のある人、急性閉塞隅角緑内障の人、重症筋無力症の人、HIVプロテアーゼ阻害薬内服中の人

原則として服用すべきでない人(原則禁止):なし

有益性が危険性を上回る場合にのみ服用すべき人(相対禁止)妊婦、産婦、新生児(0-27日、低出生体重児を含む)

服用しないことが望ましい人(希望禁止)授乳婦、新生児(0-27日、低出生体重児を含む)

慎重に服用すべき人(慎重投与)重篤・中等度の呼吸障害のある人、肝障害のある人、呼吸不全にある人、心障害のある人、腎障害のある人、脳器質的障害のある人、幼児、小児(0-14歳)、高齢者(65歳~)、虚弱者(老衰者を含む)

投与に際する指示を受けて服用すべき人(注意)投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された人、高齢者(65歳~)

 

アルプラゾラムを服用した人の声

※こちらの声は、Yahoo知恵袋など有名ポータルサイトより集めてみましたが、ここには正確ではない情報も含まれている可能性がありますので、後ほどの医師の見解も追記して参考にしていただきたく存じます。

 

・副作用の眠気が強く、半錠にして内服しています。

・作用時間が短いので、離脱症状が少し出やすい印象があります。

・緊張するような場面で事前に1錠飲んでいます。薬を飲むことで安心感が得られ、今のところパニック発作も起きていません。

 

*薬の効き目、副作用には個人差があります。服用には医師の指示に従いましょう。

 

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