社会医療法人 博友会

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あなたは大丈夫?急増する「コロナうつ」の症状や原因について

あなたは大丈夫?急増する「コロナうつ」の症状や原因について

新型コロナウイルスの流行は、多大な経済的な損失を社会に与えることになりましたが、わたしたちの健やかな暮らしにも大きな影響を及ぼしています。

度重なる自粛宣言、飲食店の廃業、失職、派遣切り、将来への不安など……コロナ禍では、精神的に追い詰められてしまう人が続出し、「うつ病」を発症しているといわれているのです。

うつ病を放置していると、大変なことになってしまいますので、心当たりのある人は、できるだけ早めに専門家に相談することをおすすめします。

そこで今回は、近年急増している「コロナうつ」の症状や原因について解説するとともに、対策方法についてご紹介していきます。

こんな人は必読!

  • 「楽しい」という感情が湧かなくなった
  • 何事に対してもやる気がでない
  • 身なりに気を遣わなくなった
  • わけもなく涙がでる
  • 将来への不安で押しつぶされそうになる
  • 誰に相談していいのかわからない

コロナ禍で「うつ」が急増しているって本当?

コロナ渦で「うつ」が急増しているって本当?

これまで当たり前のことに出来ていたことが出来なくなる不自由さ、感染の恐怖、コロナ感染による親しい人の喪失、失業など……新型コロナウイルスの感染が拡大し、さまざまな面で社会不安が増大しています。

こうした背景を受けて、経済協力開発機構(OECD)は、人々のメンタルヘルス状態を調査してみたところ、なんと新型コロナウイルスの感染拡大以前と比べれ、うつ病の人の割合が2~3倍に急増していることがわかりました(参考「読売新聞オンライン」)。

もっと細かくみてみると、うつ病者の割合は、日本では約2倍、アメリカでは約3倍強という驚くべき結果となっています。

精神科の医師らの話によると、新型コロナウイルスの感染拡大、コロナに関連したうつ病の症状を訴える人が明らかに増えてきているそうです(参考「PRESIDENT Online」)。

では、うつ病とは一体どんな症状なのでしょうか?

コロナ禍で増えたうつ病の症状や原因とは

コロナ渦で増えたうつ病の症状や原因とは

うつ病は、「気分が落ち込みやすい」「やる気がでない」「不安で眠れない」「倦怠感がひどい」などの症状が現れ、生活に支障をきたす“心”の病気です。

“心”とはいっても、本質的には「脳」システムの障害・トラブル。気が滅入ったり落ち込んだりすることは誰しもあることですが、それが長引き、なかなか沈んだ状態から立ち直れなくなってしまうのがうつ病の特徴です。

うつ病は概して「環境要因」と「遺伝的要因」に分けられますが、コロナ禍でのうつ病は、おそらく多くの場合において前者に当てはまるといえるでしょう。

【コロナ禍のうつ病チェック】

  • 孤独感、絶望感、虚しさを感じやすい
  • 何をするにもやる気がでない
  • 以前は楽しめたことを素直に楽しめなくなった
  • 頭がぼーっとする
  • 倦怠感が激しい
  • 食べることに興味がなくなった
  • 身だしなみに関心がなくなった

要注意!コロナ禍のうつ病を放置しておくとどうなる?

要注意!コロナ禍のうつ病を放置しておくとどうなる?

うつ病を放置しておくと、それが当たり前になり、症状が固定化されてしまうということです。

うつ病が進行すると薬の効きも悪く、どんどん症状が重度化し、思考能力が低下していきます。やがて通常では考えられないような判断に至り、最悪の場合、自殺を選択してしまうことになりかねません。

うつ病は、「放置していれば自然に治る」と考えるのはちょっと危険です。確かに、一時的には自然に治ったというケースもありますが、多くの方が、その後に再びうつ病を発症しています。

ちょっとでも「おかしいな」「いつもの自分ではないな」と思ったら、できるだけ早めに専門家に相談することをおすすめします。

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