社会医療法人 博友会

社会医療法人博友会は医療・看護・介護を通して地域に貢献いたします。

うつ病後の復職が怖い・不安?復帰後の実際を解説します

うつ病の治療をしている方や、治療を終えたばかりの方は、「復職したい」と願っているはずです。

その反面、また同じ状況にならないかという恐怖心と、日々板挟みになっているのではないでしょうか。

そこで、この記事では、どのような順序で復帰を目指すとうまくいくか、復帰後の実際状況を踏まえてお伝えします。

職場復帰には事前準備が必要?

職場復帰には事前準備が必要?

うつ病の治療が順調に進み、肉体的にも精神的にも安定してくると、次に考えるのは「復職」のことではないでしょうか。

ただし、復職してすぐに以前のようなパフォーマンスを発揮できるとは限りません。むしろ、復職後に再発しないよう、入念な準備が必要なのです。

では、復職について考えられるようになったら、次のような順序で準備を始めましょう。

生活リズムを休職前に戻す

復職するとなれば、朝出勤して夕方帰宅することになるでしょう。

もちろん、職業柄まずは「朝起きて夜しっかり寝る」という睡眠リズムを作っていくことが大切です。

以前と同じような時間に起き、日中はできる範囲で活動して、夜は遅くなりすぎないように布団に入るというパターンを作っていきましょう。

復職の意思を主治医に伝えて相談する

治療を続けて回復期に至ったら、主治医に「復職したい」旨を相談してみましょう。この意思表明により回復準備をスタートさせていくのです。

復職後も業務にあたるだけの体力はあるか確認する

うつの治療は休養がメインになるため、どうしても体力が落ちてしまいがちです。

そこで、復職前には散歩や体操などを取り入れて、少しずつ体力回復に努めることが大切になってきます。

どうしても復職を焦ってしまいがちですが、復職のための準備をしっかり行うことで、復職を成功に近付けることができるでしょう。


参考にしたい!実際にうつ病から復職した人

参考にしたい!実際にうつ病から復職した人

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、メンタルヘルスにおける休職後の病気再発割合は約47%であるとしています。

つまり、復職した人のうち約半分は再発せず無事に復職を果たしているということになるのです。


「復職成功コミック」は理解しやすく勇気をもらえる

ちまたでも、うつになったが無事に復職できた例は多くあり、書籍化・コミック化されて多くの人に勇気を与えています。

特にコミックの場合は視覚的に理解することができるので、文字情報がやや苦手になってしまった人でも読みやすく、方向性を掴みやすくなるでしょう。

例えば「ぼくのうつやすみ 『うつ』になったけど帰ってこれました」というコミックの主人公はゲーム会社に勤める方でしたが、キャリアアップのチャンスを目の前に大きく挫折してしまい、うつ病に至りました。

主人公の症状や好きだったことへの拒否感、それでいて復職を焦る気持ちなどが赤裸々に語られていますが、最終的には家族らに支えられて復職を果たした経緯を知ることができます。


厚生労働省が公開する復職例

厚生労働省が公表している復職例でも、やはりうつ病の方ご本人の復職希望は強く、焦りに繋がっている様子が見られました。

しかし、ご本人は休職した半年の間に、生き方や今後の仕事に対する姿勢についてじっくり考えることができたため、うつで一旦仕事を離れたことが逆に非常に良い「振り返りの時間」になったとしています。


復職後の働き方はどうしたらいい?

復職後の働き方はどうしたらいい?

自分自身の生活リズムや心身の状態が整ったと感じたら、いよいよ職場に対して相談してみましょう。

復職の条件などが話し合われることになりますが、すぐ休職前と同等の業務に就くのではなく、少しずつ「仕事をする」ということに慣れていくような方向性を見いだしていくことが大切です。

例えば、働き方については次のような選択肢が可能か会社と相談してみましょう。

リモート勤務

緊張感の強い職場ではなく、落ち着ける自宅で作業する方法がリモート勤務です。

勤務時間帯は作業に従事することが求められますが、休憩時間にすぐ横になったり別の部屋で気分転換できるなど、柔軟性の高い環境を得ることができます。

時短勤務

最初からフルタイムで働くことは、復職したばかりの方には心身ともに負担がかかりやすいといえます。

そこで、1ヶ月目は午前中のみの勤務、2ヶ月目は15時までの勤務、3ヶ月目にはフルタイムを目指す、といった具合に時短勤務を取り入れながら完全復職を目指す方法もあります。

業務サポートの配置

休職前は一人で行っていた作業も、復帰してしばらくの間は心身にかかる負担が大きくなりやすいといえます。

そこで、サポートしてくれるスタッフをつけてもらい、手助けしてもらいながら徐々に元通りの力を発揮していけるよう、ゆっくり前進していける環境を整えてもらうことも大切です。

●まとめ

この記事では、うつ療養を経ていよいよ職場への復帰を検討している方に向けた提案を行いました。

どういう順序で復帰を考えるべきか、復帰後はどういう姿勢・環境で業務に取り組むといいかなど、ぜひ参考にして下さい。

なお、うつ病は復職後も定期的に通院し、医師によるフォローを受けていくことも大切なので、「一人ひとりの患者さんと向き合うこと」を大切に接する博友会平岸病院へのご相談もおすすめします。

⇒受診の相談はこちら

社会医療法人博友会は「精神科救急医療」体制が整っております。

平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。

電話番号:0125-38-8331

アクセス方法:

交通機関

◆JR⇒ 〔根室本線〕平岸駅下車(徒歩7分)

◆中央バス⇒

〔滝芦線〕〔砂芦線〕新光町停留所下車(徒歩1分)

〔高速ふらの号〕平岸停留所下車(徒歩7分)

駐車場も完備しておりますので、お車でもお越し頂けます。