社会医療法人 博友会

社会医療法人博友会は医療・看護・介護を通して地域に貢献いたします。

双極性障害(躁うつ病)のサイン、症状を解説

双極性障害(躁うつ病)のサイン、症状を解説

「最近、体の調子が良くて寝なくても元気かも」
「死にたい、と思ってしまっている」
「周囲に、お金使いすぎじゃない?と指摘された」

このようなお悩みや心当たりはございませんか?

もしかしたらあなたは、双極性障害の疑いがあるかもしれません。

それでは、双極性障害の症状はどのようなものがあるのでしょうか。また、周りにどのような影響を及すのでしょうか。

もしも、「悲観的な時と、意欲が高い時の差が激しいな」と思ったなら、ぜひこの記事を読んでみてください。早めに医師に相談すればすぐに改善するかもしれません。

双極性障害(躁うつ病)の症状は?こんな困ったことがある。

双極性障害(躁うつ病)の症状は?こんな困ったことがある。

双極性障害の状態の症状としてよく見られるのは、大胆な買い物やギャンブルを実行してしまうということなどです。

しかし、本人自身は気分良く感じているだけので、周囲に迷惑かけてしまうことがよくあります。

これが繰り返されると、家族崩壊財産破綻といった最悪の結末になりかねないのです。

うつ状態は、「死にたい」といった自己否定に陥ってしまいます。

この躁とうつの周期を繰り返すのが双極性障害ですが、治療しないままだと、この周期のペースがだんだんと縮まっていくのです。

躁状態の発病、再発のサイン

躁状態の発病、再発のサイン

躁状態のとき、本人は病気だと認識しづらいので周りの注意が必要です。

躁のサイン

  • 2時間以下の睡眠、又は睡眠無しでも平気で活動できる
  • 人の意見を聞かない
  • 饒舌になる
  • アイディアが満ち溢れるが、自らで計画し、やり遂げることができない
  • 根拠のない自信に満ち溢れている
  • 金銭感覚が狂う(買い物・ギャンブル)
  • 初対面でも無駄に話しかける
  • 性に対して思うがままになる

双極性障害(躁うつ病)の躁状態のエピソード

双極性障害(躁うつ病)の躁状態のエピソード

躁状態の診断基準はガイドラインDSM-IV-TRに定められています。

以下の1かつ2〜8のうち4つ以上当てはまる症状が1週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害を及ぼすこと。

この場合、躁状態と診断されます。

  1. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的で、またはいらだたしい、いつもとは異なった期間が少なくとも1週間持続する。
  2. 自尊心の肥大
    自分は何でもできるなどと気が大きくなる。
  3. 睡眠欲求の減少
    眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。
  4. 多弁
    日中しゃべりまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる。
  5. 観念奔逸
    次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる。
  6. 注意散漫
    気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。
  7. 活動の増加
    仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。
  8. 快楽的活動に熱中
    クレジットカードやお金を使いまくって旅行や買物をする、性的逸脱行動に出る。

双極性障害(躁うつ病)のうつ状態のエピソード

双極性障害(躁うつ病)のうつ状態のエピソード

うつ状態の診断基準はガイドラインDSM-IV-TRに定められています。

以下の1〜9のうち5つ以上当てはまる症状が2週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害を及ぼすこと。

この場合、うつ状態と診断されます。

  1. 抑うつ気分。
  2. 興味、喜びの著しい減退。
  3. 著しい体重減少、あるいは体重増加、または、食欲の減退または増加。
  4. 不眠または睡眠過剰。
  5. 精神運動性の焦燥または抑止。
  6. 疲労感または意欲の減退。
  7. 無価値感、または過剰であるか不適切な罪責感。
  8. 思考力や集中力の減退、または、決断困難がほとんど毎日認められる。
  9. 死についての反復思考(死の恐怖だけではない)、特別な計画はないが反復的な自殺念慮、または自殺企図するためのはっきりとした計画。

双極性障害(躁うつ病)の混合性エピソード

双極性障害(躁うつ病)の混合性エピソード

混合状態の診断基準はガイドラインDSM-IV-TRに定められています。

躁病エピソードの基準と抑うつエピソードの基準が1週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害を及ぼすこと。

この場合、混合状態と診断されます。

混合状態のとき、行動は活発になるのに気分は落ち込んでいるために、自殺に追い込まれる可能性が高いです。

双極性障害(躁うつ病)の軽躁病エピソード

双極性障害(躁うつ病)の軽躁病エピソード

軽躁状態は躁状態と似ていますが、入院の必要性はなく、幻聴・妄想といった症状も現れないことが躁との違いです。

そのため、人間関係や社会生活へ支障は及ぼさないです。

軽躁状態の診断基準はガイドラインDSM-IV-TRに定められています。

以下の1かつ2〜8のうち4つ以上当てはまる症状が4日以上続いていること。この場合、軽躁状態と診断されます。

  1. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的で、またはいらだたしい、いつもとは異なった期間が少なくとも1週間持続する。
  2. 自尊心の肥大
    自分は何でもできるなどと気が大きくなる。
  3. 睡眠欲求の減少
    眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。
  4. 多弁
    日中しゃべりまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる。
  5. 観念奔逸
    次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる。
  6. 注意散漫
    気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。
  7. 活動の増加
    仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。
  8. 快楽的活動に熱中
    クレジットカードやお金を使いまくって旅行や買物をする、性的逸脱行動に出る。

まとめ

躁うつ病の困ること躁状態のときの大胆な行動によって、家族崩壊・財産破綻を引き起こす可能性がある。
躁状態のサイン自分自身で状態を自覚するのは極めて困難である。
躁病エピソード定められた基準が1週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害がある。
うつ病エピソード定められた基準が2週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害がある
混合性エピソード躁病エピソードの基準と抑うつエピソードの基準が1週間以上続いていること。人間関係や社会活動に大きく障害がある
軽躁病エピソード定められた基準が4日以上続いていること。人間関係や社会活動に障害がない