社会医療法人 博友会

社会医療法人博友会は医療・看護・介護を通して地域に貢献いたします。

病院経営論と北海道賛歌

半世紀前に精神病院ブームに誘発された多くの精神科病院は今や存亡の危機に直面している。世界一安価な医療費の中でも、突出した低医療費で、「羊飼い」と揶揄される恥辱を甘んじて受けながら、現代のキャピタリズムの中で病院経営は「資本の注入」なしでは不可能である。多くの医師が病院経営を目指すが、この原則は崩れないだろう。粗野な言い回しで申し訳ないが、お金持ちの医師は病院に投資せず、自己の理念に従って研究・臨床に専心すべきであると考えている。医療法人博友会程度の規模においてもしかりである。

博友会は「医師協同組合論」に立脚し、社会医療法人の設立には成功した。

法人の中核をなす「平岸病院」は、石狩平野の北端に位置し、札幌市から遠すぎもせず、近すぎもしない赤平市で、精神科病院を脱却して地方創生の旗頭の役割を目指している。(令和 30 年には真の北海道新幹線が東京・札幌間を4 時間代で直結するのは間違いない。) 要約すると、医師集団が個々の理念に従って、プロフェッショナルソフトとして病院を運営することが可能であると考えているからである。現在、医師供給機関としての機能を喪失した大学医局に依存することはもはや不可能である。時流は民間病院の姿を大きく変化させており、北海道それ自体が抱く大自然と、計り知れない将来性に共感する後継医師との出会いを強く希望し、「北海道での生活を体験してみたい」と考えるなら、迷わず 3 ヶ月の滞在をして(宿泊設備完備)、身体・精神科を問わずface to face の対面でマッチングを試し見ては如何ですか。これは、私の長い人生体験から獲得したものですが、素晴らしい出会が生まれる可能性もあります。以上