社会医療法人 博友会

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家族が元気ない。うつ病の可能性も!?

うつ病の兆候は日常生活の些細なところで垣間見れます。

「最近お母さんが突然元気をなくしてしまった」

「趣味からも離れてしまった。あんなに元気だった父の様子が明らかにおかしい」

そして、このようなうつ病の兆候は、一番近くにいる家族が気づくことも多いです。うつ病のサインを見逃さず、家族をしっかりサポートしてあげましょう。

ここでは、家族が元気なくなってしまった原因について説明します。

家族が元気ない。原因はなに?

家族が元気ない。原因はなに?

家族に元気がない様子を見ればとても心配になりますよね。原因は何だろうと非常に気になるものです。

例えばお母さんの元気がない場合は、次のような様子が顕著に見られることが予想されます。

  • 元気がない
  • 笑わなくなった
  • 食欲がないようだ
  • 話をあまりしなくなった
  • 一人になりたがる
  • 家事よりも寝ていることが多くなった
  • ぼーっとしている
  • 好きだった趣味への興味を失っている

このような様子に気が付いたら、お母さんが「いつもとは違う状態にある」ことの明確なサインだと思ってください。

家族だからこそいち早くサインに気付くことができ、原因と思われるうつ病への対策をとることができるのです。

家族に過度のストレスはかかっていなかったか?

うつ病は過度のストレスが発端になって発症することがあり、特に人間関係や環境の変化が大きな要因となっています。

例えば、以下に挙げるような出来事があれば、それがうつ病となって現れているのかもしれません。

家庭の主婦の場合は、健康・家族・お金・環境などに関する問題が作用している可能性があります。

  • 健康問題:閉経後の心身の変化、体に起こっている何らかの異変
  • 家族問題:子供の独立、夫婦問題
  • 金銭問題:家族の知らない借金問題、相続問題
  • 環境問題:引っ越し後の環境変化、舅・姑との同居問題

うつ症状の科学的要因を知ることも大事

最近の研究を通して、うつ病は脳の神経回路に異変が生じることにより起こることがわかってきました。

日常生活における「食べる」「考える」「覚える」「寝る」といった命令は脳から出されます。

この命令は神経伝達物質とよばれるものを通して実際の行動となって現われるのです。

なかでもセロトニンとノルアドレナリンとよばれる物質は、人の感情に作用し、気分や意欲といった情報を正しく伝えていきます。

これにより、心と体はバランスよく保たれているのです。

しかし、神経伝達が何らかの原因によりうまくいかなくなると、心と体のバランスが崩れ、気分障害や意欲の低下といった症状として表面化するようになります。

これがうつ病の始まりなのです。

家族のうつ病に気づいてください

家族のうつ病に気づいてください

思考や行動に大きな影響を与えるうつ症状ですが、実は非常に自覚しにくい点が特徴的なのです。

このため、いつから異変が起こったかを自分で正確に伝えることは難しく、「気付いたら以前と違う」という状態になっていることがほとんどです。

それまで仕事や家事を一生懸命やってきたご家族の方は、過労やプレッシャーを限界まで我慢する傾向にあり、とうとう我慢の限界値を超えてうつ病になることが多いといえます。

自分ではどうしても気付きにくいことから、会社や家族など周りの人たちが本人の状態をよく見ていてあげることが大切です。

そうしなければ、すでに様子がおかしいにも関わらずまだ頑張ろうとしてしまい、このことが症状をさらに悪化させます。

「頑張って」は禁物

うつ病になってしまった人は、発症にいたるまでの間、すでに限界を超えるほど頑張ってきました。

頑張りが限界値を迎えた状態がうつ病だとすれば、励ましの言葉として「頑張ってね」というのは非常に酷なことだといえます。

すでに嫌というほど頑張ってきた結果がうつだからです。

家族など周囲の人は、なぜお母さんがうつ病になってしまったのか背景事情を振り返り、辛かったよねと共感してあげることから始めてみましょう。

同時に、病院を受診し医師から専門的な治療やアドバイスを受けることも大切です。

うつ病の治療では、身体の病気と同様に「早期発見」「早期対応」がとても重要なのです。早めに対応することで、スムーズな治療へと結びつき、より早期の回復につながります。

家族がうつ病になった時どう対応する?

家族がうつ病になった時どう対応する?

お母さんがうつ病になったとき、どう対応すべきかについて考えてみましょう。

最も大切なのは休養だとされています。同時に、病院に通い薬物治療やカウンセリングも並行して行います。

気分転換などはかえって本人の負担になることもあるので、「温泉にでもいかない?」とたずねる程度にし、本人が意欲を示したら連れていくようにしましょう。

家庭内では、家事負担の大きさ、夫婦問題、同居問題など、うつ病を誘発していると思われる原因を家族一丸となって取り除くことが大切です。

うつの原因となる対象から距離をおくことも、根本的な治療の一環になるからでです。

家族の理解が何よりも大切

このように、うつ病には治療法や対処法が存在するものの、とても大切なのは身近にいる家族が病気について寛容であり、理解を示してあげることです。

理解の姿勢を示さないままお母さんだけに治療を任せるのは、本人にとって大変力のいることですし、何より理解を得られない孤独感を大きくしてしまいます。

うつ病は、これまで必死に頑張ってきた人こそ発症しやすい病気ですから、家族をはじめとする周囲の人は、本人の頑張りに対し感謝の言葉を伝えてあげましょう。

そのうえで、今はゆっくりと休んでほしいこと、いつもお母さんを必要としていることも伝えてあげることが大事です。

まとめ

突然お母さんの元気がなくなってしまったら心配でたまりませんよね。そんな時、助けになるのが身近な家族の存在です。

いつもと違う変化に気づいたら、一人で悩まず専門家に相談してみましょう。

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